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損得勘定が生み出すバリア

MINDSAMBO
5月12日
読了時間: 3分

先日、滋賀へ向かう電車の中で、若い男の子たちが大人からの忠告を笑い飛ばしている場面に遭遇しました。

彼らは必死に「自分の世界」を守ろうと、心に厚いバリアを張っているように見えました。

その姿を見て、私は「けしからん」とは思いませんでした。

むしろ、「そんなに必死に守らなくても、君たちの可能性はもっと広いのに」と、もったいないような切ない気持ちになりました。


1. バリアは「自分を守ろうとする生存本能」

誰だって傷つきたくない。

否定されること、失うことを恐れてバリアを張るのは、自然な反応です。

特に今の社会は「正解」を求められすぎています。

「間違ってはいけない」「損をしてはいけない」と考えれば考えるほど、心の盾は厚く、重くなっていきます。

しかし、その盾が重すぎると——

自分自身が動きづらくなり、世界が敵に見えてしまうのです。


2. 「損得」という小さな檻から出る

私自身、かつては強くバリアを張っていました。

「自分の権利はこうだ」「ここからは私の時間だ」と、自分を守ることが賢い生き方だと信じていた時期です。

ところが守れば守るほど、心はギスギスし、周りの人がみんな敵に見えるようになりました。

コーチングを学び、視点(抽象度)を少し高くして世界を見てみると、景色は一変しました。

バリアを少しだけ下ろしただけで、敵だと思っていた人々が「助け合える仲間」や「自分を成長させてくれるチャンス」に変わったのです。


3. 未知の自分へ「再起動」する

電車にいた彼らも、職場で守りに入っている大人たちも、本来は無限の可能性を持っています。

ただ今は「守り方」しか知らず、「解き放ち方」を忘れているだけなのです。

心を入れ替えるとは、過去の自分を責めることではありません。

「今までの守り方は卒業して、次はもっと軽やかで自由なやり方で生きてみよう」と、マインドを再起動させることです。


4. 錨を上げ、バリアを脱ぎ捨てる勇気

バリアを脱ぐのは、最初は怖いかもしれません。

でもその先に待っているのは、

「損得を超えた誰かのために動く喜び」と、

「全体の中で調和する心地よさ」です。

グラウンドで泥にまみれながら、未来を信じて全力でボールを追いかけていた子供たちのように——

私たち大人も、もう一度あの「軽やかさ」を取り戻すことができます。


今日からできること

あなたは今、心にどんなバリアを張っていますか?

まずは深呼吸をして、以下の質問を自分に投げかけてみてください。

•  「これは本当に自分のため? それとも損得のため?」

•  「このバリアを少し下げたら、何が起こりそう?」


小さな意識の変化が、大きな自由の第一歩になります。

次回は、私たちが無意識に作ってしまう「バリアを張りやすい組織の空気」と、そこから抜け出す具体的な方法をお話しします。

 
 
 

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